ジグソー製品を一言で説明すると、それぞれの事業目的に合わせて多様な方法で設定できる、コンポーネントとテンプレートのツールキットです。ジグソー・プラットフォームは、マイクロソフト 社のCOM/OLEおよびActiveX®テクノロジーを利用するので、使用するハードウェア・プラットフォームはUnixでなくPCベースの機種で、ActiveX機能を備えたブラウザが必要になります。ジグソーはマイクロソフト の開発標準に厳密に基づいて構築されているので、各種コンポーネントは、これらのテクノロジーを搭載（Internet ExplorerやExcelなど一般のマイクロソフト製品も含める）した他のどのソリューションとも容易に統合することができます。

ジグソー・コンポーネントは、個別に、またはパッケージとしてお求めいただくことも可能です。また、ジグソー・コンポーネントと互換性がある他の製品とを組み合わせたい場合には、当社では統合サービスも提供しています。

ジグソーのインフラは3つのコンポーネントグループに基づいており、これによってデータ表示の属性が配信メカニズムから完全に独立することができます。３つのグループは以下のようになります。

表示コントロール
各コントロールごとに定義できる属性（方法とイベント）に従ってニュース, 相場, 図表等のあらゆるデータを表示する機能を提供します。ナビゲーション、画面マネージメント、コントロール間のリンク、また全体の外観においてコンテナ・コントロールと相互に作動します。

コンテナ・コントロール
ジグソー・ドキュメントアプリケーションを構築するプログラム上オープンな環境を提供します。この環境はユーザー・インタフェース・ナビゲーション、メニュー、ウィンドウ管理、ツールバー、視覚的なリンク、画面管理（保存、元に戻すなど）等のアプリケーションのカスタム化機能をサポートします。 コンテナ・インタフェースはMicrosoft Visual C++®、 Visual Basic®、 VB スクリプティング等の標準ツールを使ってアクセスできます。追加コンテナを開発することなくコントロールが使用できるので、表示コントロール（ジグソー・コントロール、第3者のコントロール、ユーザーのコントロールのいずれか）をプラグイン可能にします。
コンテナ・コントロールが 表示コントロールおよび データフィード・コントロールと通信する言語は、豊富な機能と柔軟な属性を提供するジグソー・インタフェースAPIです。

データフィード・コントロール
このジグソー・コンポーネントは、Refinitiv Data Platform、TIB®/Rendezvous™、等の適正データソースからのデータの流れを管理します。異なるデータフィード・プラットフォーム上で表示コントロールが再利用できるように、また新しいデータフィード・プラットフォーム が必要に応じてプラグインできるように、ジグソーは異なる配布環境を完全に包括する構成となっています。